GUDアグリ

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3つの特徴

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カドミウム

土中のカドミウムを固定化し、農作物のカドミウム濃度を大幅に低減します。

土壌には安全基準値以下とはいえ、人体に有害なカドミウムが存在します。GUDアグリは土壌中のカドミウムを水に溶けない化合物に変化させるため、植物は吸収しにくくなります。これにより、GUDアグリを使った水田や畑でとれた米や野菜は、通常の土壌で収穫するものよりもカドミウム濃度が低くなります。大切な赤ちゃん、妊婦さん、授乳中のお母さん、闘病中で体力が落ちた方にも安心して食べていただくことができます。

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食味

食味を良くします。

どのような仕組みで食味が上がるのか、まだ私たちにも解明できていません。しかし、カドミウムに汚染された中国の水田での実験では、収穫した米の中のカドミウム濃度が基準値以下になったのはもちろん、協力していただいた農家の方々から
「うちの米が美味しくなった」
との報告をたくさんいただいています。
GUDiはその裏付けをとるため、日本国内で農業生産者団体や研究機関の協力を得て実験を続け、米や野菜の食味を測定して検証するとともに、なぜ食味が良くなるのかの仕組みの解明に取り組んでいます。

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収穫量

収穫量を増やします。

これも中国での実験での結果です。GUDアグリを入れた水田と入れない水田で同時に米を作ったところ、入れた水田の収穫量が1割ほど増えました。
もちろん、国内でも追試に取り組んでいます。2019年、群馬県沼田市で隣り合った水田を使い、GUDアグリを入れた田と入れない田で同時に米を育てました。
一部のイネが倒れてしまいましたが、理論収穫高は大幅に増加しました。

開発秘話

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2007年、群馬県庁から群馬大学板橋研究室に電話が入りました。土壌中の重金属を消してしまう「魔法の粉」がある。群馬県で使ってみないかと訪れた人がいる。よく分からないので話を聞いてやって欲しいとの依頼でした。持ち込まれた「魔法の粉」は、バーク(杉の樹皮)を発酵させたもので、この粉を畑に撒いたら土中のカドミウム濃度が劇的に下がったというものでした。しかし、物質が消え去ることはまずありません。

本当に消え去っていたら、アインシュタインの有名な公式、E=MC2に従って膨大なエネルギーが放出されます。 渡良瀬川の銅の分析を続けてきた板橋はピンと来ました。カドミウムは消え去ってはいない。検出されないだけだ、と。 バークにはリグニンが含まれています。リグニンが分解すると、フミン物質が生成されます。植物などが分解した際にできる難分解性高分子化合物です。このフミン物質は重金属イオンと結合します。持ち込まれた「魔法の粉」もバークを発酵させたのですから、フミン物質が生成されています。そのフミン物質がカドミウムと結合して検出されなくなり、消え失せたかのように見えているだけだ、と板橋は推測しました。 しかし、人体に有害なカドミウムが固定化され、植物に吸収されないのはカドミウムで汚染された農地の対策として極めて有効です。そこで板橋はその「魔法の粉」を譲り受け、さらに研究を深めることにしました。カドミウムを添加した土壌にこの「魔法の粉」を混ぜ、小松菜を育てました。収穫した小松菜のカドミウム濃度は大幅に低下しました。「魔法の粉」が土壌中のカドミウムを固定化したからです。研究成果をまとめ学会で成果を発表しました。ところが、何の反響もありません。 「これは、小松菜だったから関心を呼ばなかったのだろう。コメで実証できればみんなの注意を引きつけるに違いない」 と考えた板橋は2008年、コメを使って同じ実験をし、同じ結果を得ました。「植物中の重金属濃度を下げる栽培法」を特許申請するとともに、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の新技術説明会で農業関係者、企業関係者に向けてプレゼンテーションをしました。日本農業新聞はこの研究成果を高く評価し、1面トップで報じましたが、肝心の農業関係者、企業関係者からは問い合わせが全くありませんでした。素晴らしい研究結果が出ても、使ってみようという人がいないのでは事業にはなりません。「魔法の粉」を事業化する話は頓挫しました。 しかし、研究だけは続けました。土壌中のカドミウムがフミン物質に捉えられるメカニズムの解明、どの時期に、どの程度の「魔法の粉」を土壌に加えれば最大の効果が得られるか。研究テーマはいくらでもありました。 2014年11月8日、開学100周年を迎えた群馬大学工学部は、桐生市中央公民館で連続記念講演会を開きました。そのトップバッターとして登壇した板橋が「魔法の粉」の研究成果を発表しました。そこに1人の質問者が現れます。 「この発酵バークを土壌に入れた場合、収穫量はどうなりますか?」 中国の企業に頼まれ、土壌改良の技術指導をしているAさんでした。数週間後に板橋を訪ねてきたAさんによると、中国にはカドミウムで汚染された水田が膨大にあって国民が健康被を受ける恐れがあるため、カドミウムに汚染されていないコメを育てようとAさんの指導を受けているといいます。Aさんは吸着材料として使われているゼオライトを水田に入れるよう指導していましたがコメのカドミウム濃度は多少下がるものの、収穫量も同時に下がり、困っていると話しました。自分の仕事がらみで「魔法の粉」に関心を持って講演を聴き、さらに詳しく知ろうと研究室を訪ねたのです。 さっそく、板橋は中国の企業と契約を結び、共同研究を始めました。2015年、約4000m2の水田を半分ずつに分け、一方に「魔法の粉」を入れました。もう一方には何も入れません。 結果は明白でした。「魔法の粉」を入れた方は劇的と表現できるほどコメのカドミウム濃度が下がったのです。翌2016年、この実験結果でカドミウム汚染対策が可能だと知った中国政府が2万m2の水田を用意し、ほかにもやり方がないかとカドミウム汚染対策を公募したのです。板橋のグループをはじめ数社が応募しましたが、他社は途中で次々に姿を消し、公募が締め切られると、残ったのは板橋グループだけでした。こうして、1社独占でこの年の実験を進めることになりました。その年も、稲のカドミウム濃度が劇的に下がり、しかも「魔法の粉」を入れなかった水田に比べ、入れた方の収穫量が約1割増えました。 「米の味が良くなった」 という声が寄せられたのもこの年です。 「魔法の粉」=「GUDアグリ」の誕生です。 GUDiはこの技術を中国の企業と連携して事業化すると共に日本国内の農地にも展開する準備を進めています。

仕組み

GUDアグリの作り方画像01
GUDアグリの作り方画像02
GUDアグリの作り方画像03

GUDアグリはバークを醗酵させたものです。バークにはリグニンが含まれているためカドミウムなどの重金属を吸着する作用があります。これにより、カドミウムの農作物への移行を抑制します。さらに、GUDアグリを撒くと土壌が還元的な状態になります。土壌には硫酸イオンが含まれていて還元状態になるとこれが硫化物イオンに変わります。土壌中のカドミウムイオンは硫化物イオンと結合して農作物に取り込まれにくい形になります。この二つの作用により農作物のカドミウム濃度は低減します。 食味と収穫量の向上メカニズムは現在研究中ですが、GUDアグリに含まれる窒素分などの有効成分が影響していると考えています。

受賞歴

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・ぐんぎんビジネスサポート大賞2017 優秀賞
「群馬の未利用バイオマスが世界を救う-食の安全を創る土壌改良材-」
通常では利用されないスギの樹皮を発酵させたものを原料としたもので、農作物の重金属濃度を下げる働きがあり、米に含まれるカドミウム(イタイイタイ病の原因となった金属)の濃度を低下させることが実証されています。群馬県には多くのスギの木があり、通常は利用されないスギの樹皮を原料とすることで、ゴミの削減や森林資源の活用にも効果が期待されます。

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